※この記事は「私の推し!料理家名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
今、毎日の体調や肌の調子に不安を感じている方、健康と美しさを両立したいけれど「何から始めていいかわからない」と悩む方にこそ、ぜひ知ってほしい料理家がいます。その名は、谷口ももよさん。薬膳というキーワードがちょっと敷居高く感じてしまう人も少なくないはず。でも、谷口さんの「身近な食材で、手軽に続けられる薬膳生活」は、そんなイメージを一新してくれる心強い存在です。
この記事では、薬膳料理の研究と普及に情熱を注ぎ、家庭からホテル、メディアや講演活動まで多彩な分野で活動する谷口ももよさんの魅力と、日常に寄り添った提案の数々を、具体的なエピソードを交えてご紹介します。個人的にもレシピ本を手に実践してみた私だからこそ感じる「谷口流薬膳のやさしさ」や、「この人なら続けられる」と思える理由についてもお伝えします。
幅広い活躍の軌跡 ~自宅サロンから世界の舞台へ、谷口ももよの歩み~
谷口ももよさんは、現在東京都練馬区の自宅で薬膳料理教室「Salon de Maman(サロン ド ママン)」を主宰しつつ、一般社団法人東洋美食薬膳協会の代表理事として薬膳の普及に尽力しています。薬膳というと難しそうなイメージがありますが、まず谷口さんが歩んできた道のりは決して特別なものではありませんでした。
岐阜県出身、青山学院大学卒。社会人としてアパレル・広告関係など一般企業で忙しく働いていた谷口さん。結婚・出産を経て、第二子の産後に体調を崩し、病院でもはっきりした原因が分からず悩み続けた日々があったそうです。「薬膳」という考え方に出合ったのは、そんな時期。自分自身や家族の健康を守りたい、その一心から夜間や家事の合間に勉強を重ね、国際薬膳調理師や中医の資格を取得します。彼女の薬膳への取り組みの原点は、自分と家族が毎日笑顔で元気でいるための「食事づくり」にありました。
多くの友人の勧めも後押しとなり、2009年には自宅サロン形式の薬膳料理教室をスタート。教室は少人数制でアットホームな雰囲気。遠方から生徒さんが通ってくるほどの人気となり、今も予約の絶えない教室として知られています。家庭の食卓に薬膳を根付かせる活動は、新聞・テレビ・雑誌などマスメディアへの登場にもつながり、やがて商品開発や企業コンサルティング、出版活動、講演など多彩なフィールドへと広がっていきました。2023年、日本人女性として初めて世界中医薬学会連合会の理事に就任した実績もあります。
「美食同源」――味も健康もあきらめない。実践しやすい薬膳の提案
谷口ももよさんが大切にしているのは「健康は日々の食卓から」と「美食同源」。このふたつのコンセプトは、彼女の全ての活動の中心になっています。薬膳料理というと人によっては「味気ない」「漢方っぽい」「材料が難しそう」というイメージがあるかもしれません。しかし、谷口さんのレシピは、スーパーで手に入る身近な野菜や豆腐、魚や肉を使い、私たちの普段の食卓になじみやすいものばかり。実際に出版されているレシピ本にも「これなら自分でも作れる」と感じる工夫が満載です。
たとえば、とある教室のテーマは「野菜と発酵食で整う薬膳」。味噌や漬物、発酵食品の使い方を学びながら、凍り豆腐や野沢菜漬けを洋風グラタンにアレンジするなど、参加者の「調理が楽しい!」「家庭でもすぐ再現できそう」という声が上がっていました。生姜やネギ、カボチャの“ちょい足し”で食卓のバリエーションが広がり、さりげなく体の冷えや不調をサポートできるのも谷口さん流。「自分の体の声を聞き、今日の気分や体調に合わせて食材を選ぶのが大切」とやさしく伝えてくれます。
薬膳は食の制限がなく、多様な食材や味付けを楽しめる点も印象的。谷口さんの料理は、しっかりボリュームもあって食べ応えがあり、それでいてヘルシーという独特の“安心感”に満ちているのが素晴らしいです。「薬膳は無理せず、おいしく続けることが大事」という言葉には、経験に裏打ちされた説得力を感じます。
資格と実績が裏づける信頼性 ~著書や受賞、企業・医療分野との連携も
谷口ももよさんの活動を支えるのは、専門資格と豊富な実践経験です。国際中医師・国際薬膳調理師としての資格はもちろん、食品衛生管理や医療登録販売者の資格も取得。東洋美食薬膳協会の代表理事や、NPO法人全日本薬膳食医情報協会の名誉顧問、日本豆腐マイスター協会の理事など、多様な肩書きのもとで、薬膳の教育や普及に携わっています。
書籍活動にも精力的で、代表作の『身近な10の食材で始める 薬膳ビューティーレシピ』(講談社刊)は、料理本世界大会ともいわれる「グルマン世界料理本大賞」健康料理部門でグランプリを受賞。『ベジ薬膳』『女性の100の不調を整える薬膳と漢方』など著書も幅広く、内容は初めて薬膳に挑戦する人向けのやさしいものから、より専門的な知識を学びたい人向けまで網羅されています。
企業向けには、製薬会社やホテル、レストラン、食品メーカーと連携し、薬膳を取り入れたメニュー開発や、女性向け薬膳茶の監修、レシピ提案なども積極的に行っています。受講生や顧客層も、健康志向が強い女性や働く人々だけでなく、高齢者施設や子どもの食育プログラムまで幅広いのが特徴的です。各地で講演やセミナーも多数開催し、食と健康の大切さを伝え続けています。私は個人的に谷口さんの著書『薬膳ビューティーレシピ』を読んで、季節ごとの養生ポイントがわかりやすくまとめてある点や、「暦カレンダー」が日常のヒントになって重宝しています。
教室のアトモスフィアと家庭的な温かさを映す住まい、サロンから広がる笑顔の輪
自宅で主宰する「Salon de Maman」は、家庭的な雰囲気とインテリアにもこだわった空間として評判です。新築用地を探していた時、偶然出会った中古住宅を購入し、ご家族とともに自分たちらしいリフォームを施したのだとか。フランスの片田舎を思わせる白い塗り壁、アンティーク調の家具、明るい光が差し込むダイニングとキッチン。庭はガーデナーであるお母さまが丹精し、レンガや草花の自然な景色が広がるそうです。
収納や動線、インテリアは使いやすさにも配慮され、ダイニングの大きなテーブルやこだわりの食器棚、見せる収納まで、細部にまで谷口さんの「料理を楽しむ心」「家族を大切にする気持ち」が現れています。この教室には、薬膳の知識を身に付けたい人だけではなく、食べることで元気になりたい人、家族の健康を支えたい人など、実にさまざまな人が集まってきます。レッスン内容も和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、日常すぐに活かせる手軽さが光ります。
2025年~2026年には、「女性の100の不調を整える薬膳と漢方」など新刊の刊行も相次ぎ、薬膳が初めての人や忙しい人でも続けやすい内容が高評価。「サロン ド ママン」ではオンラインも含め、全国どこからでもレッスンを受けられるほか、講師や研究家を目指す人への育成コースも開設し、薬膳を楽しく広める人の輪が着実に広がっています。私も一度、レッスン動画を視聴しましたが、現場の空気がそのまま伝わってきて、「料理って楽しい」と感じられる内容でした。
「体の声に耳を傾ける」やさしい薬膳ライフ。これからの展望
谷口ももよさんがブログやSNSで一貫して伝えているのは、「薬膳は自分をいたわるセルフケア」という考え方です。「今日、体が冷えていたら生姜を」「疲れているならきのこや豆腐を」といった具合に、気軽に取り入れるヒントが日々発信されています。季節ごとの食材を役立てたり、無理なく取り入れる「ちょい足し」テクニックは、忙しい現代人にとって大きな味方です。
また、薬膳料理と「発酵食品」の組み合わせの相乗効果にも注目し、味噌や漬物、凍り豆腐といった日本生まれの食材を現代的にアレンジする提案はとても新鮮。これが「家族の腸内環境を整え、全身の健康や美肌にも役立つ」という点を、ご自身の実体験をもとに丁寧に解説しているのも印象的でした。インスタグラム等で公開される日々の料理写真はどれも華やかで、おいしそう!「体のために作った」感を押し付けない見た目の美しさも魅力です。
まとめ――谷口ももよさんが教えてくれる、心地よく生きる知恵
私自身も、谷口さんのレシピを何度か家庭で試しました。特に印象に残っているのは、冷蔵庫に常備していた野菜と調味料だけで作れた「根菜と豆腐の和風スープ」。作ってみると体が芯から温まり、食後も胃がもたれずすっきり。料理をしながら「今日はこれで体の巡りが整うかな」と自分をいたわる気持ちが芽生えるのが新鮮でした。家族にも好評で、「また作ってね」と言われたことが嬉しかったです。
谷口ももよさんは、敷居が高いと思われがちな薬膳の世界を、誰もが毎日楽しく実践できるものに変えてくれます。身近な材料、やさしい解説、明るい雰囲気の教室や発信……どこからでも自分と家族の健康を守る“きっかけ”が得られるという点で、私も心からその活動に感銘を受けています。
これからも、薬膳のやさしさとおいしさ、そして笑顔の輪がもっと広がっていくことを、いち家庭の主婦として、また料理好きの一人として楽しみにしています。
※この記事は「私の推し!料理家名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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