※この記事は「私の推し!料理家名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
日々のカレーに物足りなさを感じたら…「本格」だけじゃない、奥行きと温もりを伝える料理家
「日本のカレー、もっと深く楽しみたい」「お店の味に憧れるけれど、家の台所で本当に本場に近い味は再現できるの?」
そんな疑問や迷いを抱えている方に、知ってもらいたい料理家がいます。それが、インド料理とスパイス料理の第一人者と言われる実力派——渡辺玲(わたなべ あきら)さんです。
私自身、「カレー=ルウ」と思っていた一人でしたが、渡辺玲さんの本やブログ、教室を知ったことで、カレーやスパイス料理の幅広い世界に出会えました。彼の存在を知れば、きっとあなたも、「自分にも新しいスパイスの世界が開けるかもしれない」という前向きな気持ちになれるはず。
本稿では、その生き方・活動・教えの魅力をじっくりとお伝えします。
インド料理の魅力を届け続ける——料理家 渡辺玲さんの歩み
渡辺玲さんは、日本におけるカレー&スパイス文化の伝道者として長年活躍してきた人物です。
一番の特徴は、「インドの現地を何度も訪れて本場の味を肌で感じ、そして日本人の感性で伝える」スタイルを大切にしているところ。
なんと、音楽業界でのキャリアからスパイス料理の世界に転身したという異色の経歴の持ち主でもあります。
彼は、都内屈指の老舗インド料理店「アジャンタ」で修業し、その後は自ら何十回もインドへ足を運び、現地でしか得られない経験を積み重ねてきました。この「本場仕込み」の知識と体験が、渡辺玲さんの料理や言葉の「説得力」の源です。
さらに、成城大学文芸学部を卒業後は、ドイツ・ベルリン自由大学哲学人文学部に進学し、修士号を取得。料理の知識だけではなく、学術的背景と海外経験も豊富です。ドイツでの研究所勤務や翻訳の仕事にも携わるなど、活動の幅も広いのが印象的。
こうした「多角的な視点」が、料理本の分かりやすさや深みにつながっていると感じています。
「サザンスパイス」——日本の家庭に伝える、スパイス料理教室の温かい現場
渡辺玲さんの活動の中心地だったのは、東京で運営していた料理教室「サザンスパイス」でした(2024年1月で一区切り)。
この教室は、初心者からベテランまで、スパイスの香りや組み合わせを実践で学びたいすべての人を温かく迎える場所。
「難しいことは抜きにして、ゆるやかに、本物のおいしさを体感しよう」という空気があり、自宅でも再現できるレシピとノウハウが惜しみなく共有されてきました。
例えば、参加した方からは「レシピがシンプルでわかりやすく、家にあるスパイスから始められる」「理屈だけでなく、なぜこのスパイスを入れるのか、ストーリーを交えて説明してくれるので納得が深まる」という声が数多く寄せられていました。
教室閉鎖の後も、限定レッスンや調理器具のフリーマーケット、試作品のレトルトカレー開発など、集大成としてのイベントを続けている点にも、人柄がにじみ出ています。
私自身、「サザンスパイス」のブログ記事からレシピを参考にしてカレーを作ったことが何度もあります。うまくできて家族に喜ばれると、とても嬉しい気持ちになりますし、「インド式のチャイや副菜も作ってみたい」とどんどん好奇心が湧いてきます。
書籍で広がるスパイスの扉——家庭で「本格」を楽しむ知恵が詰まっている
渡辺玲さんは料理家として多数の著書・翻訳を手がけ、日本の食卓に「スパイス=特別なもの」ではなく「日常に寄り添うもの」という新しい価値観を広げています。
代表作には、『スパイスの黄金比率で作る はじめての本格カレー』(ナツメ社)、『ごちそうはバナナの葉の上に 南インド菜食料理紀行』、『誰も知らないインド料理 おいしい やさしい ヘルシー』、『カレーな薬膳』などがあります。
ブログやSNSでも話題の「四季の食材でつくるスパイスカレー」は、「スーパーで買える身近な野菜や肉を使っても本格的な味になる!」と口コミでも評判。
「スパイスを”黄金比”で配合すれば誰でも失敗しない」という理屈が、やる気をくすぐります。
私は『スパイスの黄金比率で作る はじめての本格カレー』を一冊まるごと読み、実際に手順通り調理してみました。初心者にも分かるように丁寧な解説がなされており、スパイスの個性や役割をイメージしながら作ることで、カレー作りの楽しさが伝わってきます。
実用性に加え、「なぜこの食材?なぜこの手順?」という背景解説があり、知る楽しさもあります。ぜひ、多くの方に体験してほしいです。
メディアやSNSで伝える日常のヒント——スパイスの楽しみ方が身近になる
料理本のみならず、渡辺玲さんは各種メディアやTV、SNSで発信を積極的に行っています。例えば、BS-TBSの「魔法のワンプレート」では、多様なスパイス料理を短時間で紹介。「日常のご飯に、ひと工夫でおいしさUP」というアイデアを届けてきました。
X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、アメブロ「カレー&スパイス料理伝道師ブログ3」など複数のSNSを駆使し、最新情報・レシピ・日々の気づきも発信しています。健康面で困難を抱え入院した際には、ブログで入院のことも前向きに報告され、「今できることを精一杯やろう」とする姿勢が読者の共感を集めていました。
私もSNSやブログをフォローしていますが、どの記事も読み手への温かいまなざしと、スパイス料理への真摯な情熱が感じられる内容ばかり。新作カレーや簡単スパイスレシピの投稿があると、「自分も家で作ってみよう」と励まされます。
多文化にひらかれた感性——エスニック料理全般のアンバサダーとして
インド料理だけでなく、幅広いエスニック料理にも精通しているのも渡辺玲さんの魅力。日本エスニック協会のアンバサダーとしても活動し、多文化共生の大切さや食の多様性についても発信。
料理を通じて異なる文化を体感し、楽しむきっかけを提供しています。
また、最近ではデジタル社会の課題をテーマにした書籍の翻訳も手がけており、多角的な好奇心や知的探究心がにじんでいます。
料理家=レシピの人、というイメージを良い意味で裏切ってくれる、知的好奇心に溢れた方だと思いました。
日常に寄り添い続ける姿勢が、多くの人の背中を押している
渡辺玲さんの最大の魅力は、「スパイス料理は難しくない」「どんな人も、少しの一歩で食の世界が広がる」という温かいメッセージを発信し続けているところ。
私自身、彼の本やSNSから学ぶうちに、「もっと自由に、もっと楽しく料理をしてみよう」「食材やスパイスにワクワクしながら向き合おう」と元気をもらいました。
スパイスに触れたことがない方や、カレー作りで失敗した経験がある方も、渡辺玲さんの教えに触れれば、「自分の手で本場の味に近づける」という前向きな気持ちになれると思います。カレーやエスニック料理が、日々の食卓をもっと楽しく、豊かにしてくれる——そのヒントや勇気を与えてくれる料理家、それが私にとっての渡辺玲さんです。
今後の活動にも期待——料理の垣根をこえて
教室は一区切りを迎えましたが、著作執筆や商品開発、SNSでの情報発信…
今後も新しい形で多くの人の食卓に「楽しい発見」と「つながるワクワク」を届けてくれると感じます。
「最新作が出たらまたぜひ買いたい」「SNSで新情報が更新されたら見逃さずチェックしたい」——そう思わせられる、長く応援したい料理家です。
※この記事は「私の推し!料理家名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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